犬がご飯を食べない時にやってはいけないNG行動
愛犬がご飯を食べない時、心配のあまりつい「なんとかして食べさせよう」としてしまいます。しかしその対応が、偏食や食べムラをさらに悪化させることがあります。
この記事では、犬がご飯を食べない時にやってしまいがちなNG行動と、その理由を解説します。
まず確認すること
NG行動の話の前に一つ確認です。
元気がない・嘔吐や下痢を伴っている・水も飲まないという場合は、病気が原因の可能性があります。この場合は食事の工夫より先に動物病院を受診してください。
元気があり、おやつは食べる・気分によって食べるという状態であれば、偏食・食べムラの可能性が高いです。以下のNG行動を参考にしてみてください。
NG行動① 食べないからとおやつを与える
犬がご飯を食べない時に、心配しておやつや人の食べ物を与えてしまうのは最もやってはいけない行動の一つです。
犬は賢く、「ご飯を食べずに待っていると、もっとおいしいものが出てくる」と学習します。一度この学習が定着すると、普通のフードに戻すことがとても難しくなります。
おやつだけでは必要な栄養素が摂れず、栄養バランスが崩れる原因にもなります。
NG行動② 食べなくても皿を出しっぱなしにする
「いつか食べるだろう」とフードを長時間出しっぱなしにするのも逆効果です。
犬は「いつでも食べられる」と思うと、食事への特別感がなくなり食べなくなることがあります。また置きっぱなしにすることでフードが酸化し、風味が落ちて余計に食いつきが悪くなることもあります。
食事は10〜15分程度で下げるのが基本です。食べなくても次の食事時間まで何も与えないルールを徹底することが改善につながります。
NG行動③ 食べないたびにフードをコロコロ変える
食べないからといって短期間でフードを次々と変えるのもNGです。
「食べなければ別のフードが出てくる」と学習し、偏食がどんどん悪化することがあります。また急なフードの変更は消化不良や下痢の原因にもなります。
フードを変える場合は7〜10日かけてゆっくり切り替えるのが基本です。
フードの切り替え方法についてはこちらも参考にしてみてください。
NG行動④ 無理やり食べさせようとする
口を開けて無理やり食べさせる・フードを口元に押し付けるなどの行為はストレスになり、かえって食事嫌いになることがあります。
食べることを嫌な経験として記憶してしまうと、さらに食欲が落ちるという悪循環につながることがあります。
NG行動⑤ 食事中にかまいすぎる・声をかけすぎる
食事中に声をかけすぎたり、じっと見つめたり、何度もフードを混ぜたりすることで犬が落ち着いて食べられなくなることがあります。
繊細な犬は食事中の音や人の視線がストレスになることもあります。フードを置いたら少し離れて静かに見守る方が、落ち着いて食べてくれる場合があります。
NG行動⑥ トッピングを毎回エスカレートさせる
食いつきを良くしようとトッピングを加えるのは有効な方法ですが、毎回量を増やしたり豪華にしたりするのは注意が必要です。
トッピングがないと食べなくなったり、トッピングだけ食べてフードを残すようになったりすることがあります。トッピングはあくまで補助的なものとして、少量にとどめるのがベターです。
NG行動⑦ 様子を見すぎて受診が遅れる
偏食・食べムラと思っていたら実は病気だったというケースもあります。
以下の場合は様子を見ずに動物病院を受診してください。
- 3日以上ほとんど食べない
- 体重が減ってきている
- 元気がない・ぐったりしている
- 嘔吐・下痢を伴っている
- 水も飲まない
元気があってもシニア犬・子犬・持病がある犬は早めの受診をおすすめします。
ここまでNG行動を見て「自分もやっていたかも」と感じた場合、しつけや対応だけでなく、フード自体が体質に合っていない可能性も考えられます。
同じ対応をしても食べない状態が続く場合は、一度フード選びから見直してみるのがおすすめです。
正しい対処法まとめ
NG行動を踏まえた上で、食べない時の基本的な対処法を整理します。
- 食事は10〜15分で下げ、次の食事まで何も与えない
- おやつは控え、フードへの特別感を取り戻す
- フードを変える場合は7〜10日かけてゆっくり切り替える
- 食事中はかまいすぎず静かに見守る
- 3日以上食べない・体重が落ちる場合は動物病院へ
食べムラや偏食が続く場合は、フード自体が体質に合っていないことも考えられます。
まとめ
- 食べない時におやつを与えると「待てばいいものが出る」と学習してしまう
- 皿を出しっぱなしにすると食事への特別感がなくなる
- フードを短期間でコロコロ変えると偏食が悪化することがある
- 無理やり食べさせたり食事中にかまいすぎたりするのも逆効果
- 3日以上食べない・元気がない場合は病院へ
食べない理由や偏食・食べムラの原因については、こちらの記事も参考にしてみてください。