犬がドッグフードを食べない・飽きる…食べムラと偏食の原因と対処法
昨日まで食べていたのに今日は見向きもしない。フードを変えるたびに食べなくなる。そんな愛犬の食べムラに悩んでいる飼い主さんは多いと思います。
食べムラにはいくつかの原因があり、原因によって対処法が変わります。まず愛犬の状態を確認してから対処するのが大切です。
最初に確認すること
食べムラへの対処を考える前に、まず以下を確認してください。
元気・食欲は完全にないか、それとも気分によって食べるか
完全に食欲がなく元気もない場合は病気の可能性があります。3日以上フードを食べない・嘔吐や下痢を伴う・体重が減ってきているという場合は動物病院を受診してください。
気分によって食べたり食べなかったりする、おやつは食べるという場合は偏食・食べムラの可能性が高いです。
犬の食べムラ・偏食の主な原因
フードへの飽き
同じフードを長期間与え続けると、飽きて食べなくなることがあります。特に嗅覚や味覚に敏感な犬は、少しの変化で食いつきが変わることがあります。
開封直後はよく食べるのに日を追うごとに食べなくなる場合は、フードの酸化(風味の劣化)が原因のこともあります。
おやつや人の食べ物を覚えてしまった
おやつや人の食べ物など嗜好性の高いものを覚えてしまうと、通常のフードに物足りなさを感じるようになることがあります。
「フードを食べなければもっとおいしいものが出てくる」と学習してしまうと、食べムラが癖になっていくことがあります。
出しっぱなしにしている
フードをいつでも食べられる状態にしていると、食事への特別感がなくなり食べムラにつながることがあります。また置きっぱなしにすると酸化も進み、風味が落ちます。
ストレス・環境の変化
引っ越し・来客・留守番時間の増加・同居ペットの変化など、環境の変化がストレスになり食欲に影響することがあります。
フードが体質に合っていない
フードの原材料や成分が体質に合っていない場合、慢性的に食いつきが悪くなることがあります。消化しにくいフードや、アレルギー反応が出ているケースもあります。
病気・口腔内のトラブル
歯周病・口内炎・歯のぐらつきなど口の中に問題がある場合、食べる際に痛みを感じて食欲が落ちることがあります。また内臓疾患(腎臓病・肝臓病など)が食欲低下の原因になることもあります。
嘔吐・下痢・元気がない・体重減少などの症状を伴う場合は早めに動物病院を受診してください。
対処法
食事の時間・ルールを決める
朝晩の決まった時間にフードを与え、15〜30分経っても食べなければ下げるというルールを作ることが有効です。「今食べなければもらえない」と理解させることで、食べムラが改善することがあります。
健康な犬であれば1〜2食抜いても問題ありません。
おやつを控える
おやつを与えすぎると主食への興味が薄れます。おやつは1日の食事量の10%程度を目安にして、次の食事時間まで何も与えない時間を作ることが大切です。
フードの鮮度を保つ
開封後のフードは密閉容器に入れて保管し、なるべく早めに使い切ることをおすすめします。大袋を買うより小袋を選ぶ方が鮮度を保ちやすいです。
フードを温める
ぬるま湯でふやかしたり、少し温めることで香りが立ちやすくなり食欲を刺激することがあります。熱すぎないよう人肌程度を目安にしてください。
フードを見直す
食べムラや偏食が続く場合、「しつけ」や「気分」の問題だけでなく、フードそのものが合っていないケースも少なくありません。
特に何度もフードを変えても食べない場合は、愛犬の体質に合ったフードを選ぶことが重要になります。
同じフードへの飽きが原因の場合は、主原料や風味が異なるフードに切り替えることで改善することがあります。切り替えは7〜10日かけてゆっくり行いましょう。
食いつきが良く嗜好性の高いフードを選ぶことも一つの方法です。どのフードが合うか迷ったときは、診断からチェックしてみてください。
フードの変更で悪化した場合は元に戻す
新しいフードに変えたら食べなくなったという場合は、元のフードに戻すことで食いつきが回復することがあります。
やってはいけないこと
食べないたびにフードを変える:犬が「食べなければ別のものが出てくる」と学習してしまい、食べムラがさらに悪化することがあります。
おやつで補おうとする:おやつばかり食べることで栄養バランスが崩れます。食べないからといっておやつで代替するのは避けましょう。
無理やり食べさせる:ストレスになり、かえって食事嫌いになることがあります。
動物病院に行くべきタイミング
以下の場合は食べムラではなく病気のサインの可能性があります。
- 3日以上フードをほとんど食べない
- 嘔吐・下痢を伴っている
- 元気がない・ぐったりしている
- 体重が落ちてきている
- 口臭が強い・歯茎が赤く腫れている
気になる症状がある場合は早めに動物病院に相談してください。
まとめ
犬の食べムラ・偏食のポイントをまとめます。
- 元気があり気分によって食べる場合は偏食・食べムラの可能性が高い
- 食事のルールを作り、時間内に食べなければ下げる習慣をつける
- おやつを控え、フードの鮮度を保つことも重要
- フードの飽きが原因の場合は嗜好性の高いフードへの切り替えを検討
- 3日以上食べない・元気がないなどの症状を伴う場合は動物病院へ
愛犬に合ったフード選びについては診断でチェックしてみてください。